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ASKA「昭和が見ていたクリスマス」(長文&ネタバレ含む)

12/17・18と、ASKA先輩の「昭和が見ていたクリスマス」ライブに行ってきました!
低温熟成タイプの私としては、ライブの連日鑑賞だなんて長いファン歴で初めてのこと。そもそも、ひとつのツアーに複数回行くこと自体ほとんど無いんだから。
ファンクラブの抽選に外れてしまった人も多数いる中、2日通して聴けることに若干の罪悪感を覚えつつ、でもゴメンなさい、どうしても行きたかったんです...。

今回の公演は、会場の受付を通る瞬間まで自分のチケットがどの席のものなのか分からないシステム。そのため当日までかなりドキドキさせられるわけですが...。
初日(17日)は2F後方のど真ん中席。うーん、なんともかんとも。真正面なのは嬉しいけど、あまりに遠い。しかも国際フォーラムAホールの2Fは2Fにあらず。体感フロア(?)は4Fくらい。ほとんど見下ろす感じでした。

気になる本編はというと、ASKA先輩、幕があがった瞬間からやたらとアクティブ。しかもかなりふざけた動き。なんなんだこのテンション。いちびり方が桑田さんみたいだ。今年の「walk」ツアーもずいぶん楽しそうだったけど、ここ数年のどよーんとした雰囲気とくらべると別人みたい。「大好きな生楽器との共演がうれしくてしょうがない」という気持ちが伝わってきて、こちらまでほほえましい気分になりました。

初日に印象的だったのは「野いちごがゆれるように」。
この曲は、「老人」と呼ばれる年齢にさしかかった主人公が自分の人生を静かに振りかえる姿を歌っている(と、私は解釈している)。

恋して燃えた日は 誰も懐かしい
幸せと悲しみが寄り添って
甘い実をつける 見つめている

包み込むようなASKAのボーカルに、曲中の人物への「愛」を感じる。そして照明の美しいこと美しいこと。曲の最後に先輩の周りがグリーンの照明で照らし出されると、まるで森の中で歌っているよう。森にたたずむASKAのまわりで、野いちごがそよ風に優しく揺れている...そんな情景が見えてくるようでした(ハイそこ、キモイとか言わない!)。大久保さん(舞台監督)グッジョブです。この曲と、ミラーボールを使った「世界にMerry Christmas」の照明の美しさには息をのみました。

セットリストは、公演タイトルのとおり(ASKA先輩の趣味が全面に押し出された)昭和のヒットナンバーとオリジナルナンバーで構成されてます。由紀さおりとかタイガースはさすがによく分からなかったぁ。でも、先輩のルーツなんだと思うと素晴らしい曲に思えてくるから不思議。

「Fly me to the moon」「Over the rainbow」はオリジナルナンバーとはまた違う趣きの楽曲なので、新鮮で嬉しかったな。にしても、洋楽のスタンダードナンバーをああいうメリハリ、ああいう発声で歌える日本人歌手はそうそういないと思う。
前に和田アキ子が「ひとり10万くらい取って小さなライブハウスでお酒片手に歌うのが夢」みたいなことを言ってたけど、先輩にもそういうことやってもらいたい。それこそチケット争奪戦がすごいことになりそうだけど。

そんなこんなで2日目。
「今日こそ最前列では!?」と意味無く期待しつつ受付を通るも、残念!昨日より1.5m前に出ただけじゃん(笑)。ちょっと前に出てちょっと右にずれただけなので、座席につくとデジャヴにおそわれる。いや、実際24時間前に体験してるわけだけど。

本編の感想は、「初日とぜんぜん違った印象でビックリ」というのが正直なところ。基本的なセットリストは同じなのにね。
1日目の方が、総合点は高かった気がするんです。1日目はどの曲もとっても良かった。
一方、2日目はムラがあるように思いました。ただ、いい時の「よさ」が半端ない。なにあの「心に花の咲く方へ」の完成度。まるで積み木をそっと積み上げるように、より上へ、より高みを目指していくように重ねられるフレーズ。一体どこまでいってしまうのかドキドキして、最後は息を止めて聴きいってしまった。まるで、何かのスポーツのパーフェクトゲーム達成の瞬間に立ち会った気分。

そして、2日目はテレビ収録のカメラが入っていたためかサプライズ演出もありまして。
なんとなんと、岩崎宏美さんが客席から登場して「love is alive」を歌われたのです!まさしく女神降臨!!美声すぎてどうにかなりそう(´Д`)。宏美さんが登場した瞬間、隣で鑑賞していたまみっちと手を取り合って奇声を発してしまいました。まさかあのデュエットを生で聴けるとは...合掌。

その他の小ネタとしては、アンコールで本編の曲を急きょもう一度歌ってくれたんだけど、ナゼそうなったのかよく分からない。でもお得感満載でした。あ、そういえば「PRIDE」のアレンジが初日と2日目で変わった気もする。気のせいかな?
などなど、気になったことは色々あるんだけど書ききれないのでこのへんで。とにかく、両日ともすばらしいステージでした。ビッグバンドとの企画、またゼヒやってほしい。あのくらい分厚い音の方が、今のASKAの声に合ってると思う。

ハー。
なんだかものすごい充実感&感動の2日間でした。twitterでASKAのことを「個人的人間国宝」と表現してる人がいましたが、まったく同意。こんなものすごいシンガーを追いかけない人はバカモノなのです!なのです!!
先輩、これからもついていきますよ!

そうそう、開演前の会場近くと終演後の会場でトムセン陽子さんを2度もお見かけしました。どちらもトイレなんですが(笑)。「キレイな人だなー」と何気なく見ていて「ん?」と。終演後に見かけたのは、トイレ行列のわきをすり抜けて鏡に向かい、またささっと出ていかれる姿。あのあと楽屋に行くんだろうなぁ。いいなー。私もいつか...(いつ?)。

下の写真は、ライブ後の宴会の様子。ファン友ちゃんたちのかわいいこと。私はダントツの年増なので置いておくとして、みんな若い!ピッチピチ!!ASKAの年半分くらいの彼女たちがキャーキャー言ってるなんて信じられない~。このウハウハな事実、先輩はご存知なのかしら!?

りこ2009年12月18日 13:57コメント(5)|トラックバック(1)

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コメント(5)

ギターソロのあとの歌い出しが遅れて(つまり間違ってしまって)、テレビ収録の関係でそのままにできず→収録しなおし、という経緯だと思います。予定外だったので照明はセッティングを再現できずそのままだったですね

まいちゃん?まみちゃん?まあともちゃん?
どの「ま」さんかしら?ありがとうございます!

そうかそうか、そういうわけだったのですね!!
でもあの曲の照明もとっても印象的だったので、もしオンエアに乗らないとしたら残念。うまく編集してつなぎ合わせるのかなぁ。

りこさんおつかれした~

まあなんて素敵な文章なのかしら… 情景が浮かぶわ~

本当にやっぱり魅力満点な彼でした。すぐ又行きたくなってします…。。。

オンエア見れないけどなんか期待??でも収録じゃやっぱりあの感動は引き出せないだろうなぁ~

どうも初めまして。

僕も個人的人間国宝だと思っています。
同意してくれるひとが居て嬉しいです。

東京公演2日とも行ったんですね。
うらやましいです。

>はせりちゃん

私もオンエア観られなかった。
でもバッチリ満喫したからいいよねー。
今回は、はせりちゃんやみんなと行けたのでますます楽しかったんだー!!


>YSKNさん

初めまして!コメントうれしいです。
というか、どうやら「個人的人間国宝」というキーワードはYSKNさんのパクリでした!!
うひょー。ご本人からコメントだなんて。ビックリ。勝手にパクってスミマセン(>_<)

ブログ拝見しました。私とはまた違った角度からの感想でとても読み応えがありました。
twitterもフォローさせていただきました。
また何かあったら絡ませてください。

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Replica cartier love - Replica cartier love (2015年9月21日 03:41)

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